生のフランス語に接するためにフランス語のブログを読むのも一つとても独学での学習に有効な方法です。フランスの女性に関する記事を集めたポータルサイトでhellocotonというサイトがあります。このように説明されています。
Portail d'actualité et communautaire autour des blogs féminins : Blog de Mode, blog Beauté, blog Déco, blog Cuisine, blog Création, blog Ecologie, blog Culture, blog Famille, blog Technologie.
どうやら女性に関する情報ブログの共同サイトのようです。こんなカテゴリーの記事やブログを扱っているようです。
- Mode(モード)
- Beauté(ビューティー)
- Cuisine(料理、いわゆるレシピ系です)
- Déco(装飾系でしょうか)
- Création(作品、日常品や小物を作って紹介するような感じです)
- Ecologie(エコロジー)
- Culture(カルチャー)
- Famille(家族)
- Technologie(テクノロジー)
これらのテーマのブログや投稿の共同体だと説明されています。Journeaux系のサイトだけではなくこんなサイトを眺めてみるのもフランスの今や人々の考えを覗くことができてフランス語の知識の拡大にもとても役立ちます。日本にも女性向けサイトってたくさんあるようです。例えばTRILLとかPouchとかMYLOHASとか、この辺りのフランス版ということなのでしょう。どこの国でも並んでいるメニュー(ビューティー、ファッション、恋愛、グルメ、美容・健康、旅行、エンタメ、ファミリーなど)もほとんど同じのようです。
実際にちょっと覗いてみましょう。レシピ系の記事でこんなの(Recette végétarienne et sans gluten : les nouilles soba, butternut et pistaches d'Angie)があります。アンジーという女性がレシピを紹介する記事のようです。日本蕎麦とバターナッツとピスタチオを使ったビジタリアン・レシピ、グルテンフリーを紹介しています。日本の蕎麦も海外に出てしまうと原型を留めないくらいにアレンジされてしまうのですね。まあそれは仕方ありません。この女性、他にもいろいろなレシピ(recette)を紹介していますね。レシピ系のフランス語を学ぶには最適かもしれません。他のrecetteにはこんなのがありました。
- Oeuf cocotte à la tomate {sauce camembert}
- Pain perdu {tomates/mozzarella}
- Petites crêpes marocaines {à la fleur d'oranger & au miel}
- Gaufres liégeoises
料理好きならフランス語を読み解きながらお料理なんていうのもいいかもしれませんね。一番の利点は読むためのモチベーションが湧いてくることです。好きこそものの上手なれ(Plus on aime, plus on y excelle)です。
モード系を覗いてみましょう。こんな記事があります。
Nos looks préférés de la semaine #30
お気に入りのファッション、今週の30選、といった感じでしょうか。ルックスの意味は日本語のルックスとは少し違うようですね。日本語では外見全般(どちらかというと顔や髪型、スタイルなど)を指すのでしょうが、ここではルックスという言葉がどうやらファッション的なものを指しているようです。ということでファッションと訳しておきました。
Chaque semaine, retrouvez les looks tendance des blogueuses qui nous ont tapé dans l'oeil. De quoi faire le plein d'inspiration fashion !
「毎週ブロガー達お気に入りのファッション・トレンドをご紹介」といったところでしょうか。retrouver(再発見する)はフランス語の文章ではよく使われますので押さえておきたいところです。再発見してください⇒ご紹介します、としておきました。taper dans l'oeil de qnという表現が使われていますね。~の目を叩く、が直訳になりますが、そこから~に気に入られる、という意味が派生します。
Beauté(ビューティー)の記事を見てみましょう。お、ここは男である筆者にはちょっと難しそうですね。
L'astuce géniale d'Alexandra pour effacer les tâches de mascara sans bousiller tout son maquillage
「化粧を台無しにすることなく巧妙にマスカラのシミ(汚点?)を消す方法」をアレグザンドラという女性が紹介しています。コスメティック系はやはり世界中の女性の関心事なのでしょう。男性には縁遠い話です。マスカラで汚点ができるものなのかどうかもよく知りません。もし興味あればサイトを覗いてみてください。そうそう、上のフランス語の文章に一つ間違いがありそうです。探してみてください。
書店に行くとフランス語教材はたくさんあります。それらはそれで使い方次第でとても役に立ちます。しかし、書籍に書かれている内容は誰がいつ何のために書いた文章なのかわからないこともあります。ネット社会になって本当に簡単に生きたフランス語に接することができるようになりました。タダで使える教材がそこら中に溢れています。しかも情報鮮度もとても新鮮です。日本にいながらフランスで暮らしているようにフランス語に接することができます。もうお金を出して教材を買う必要はどこにもありません。ネット情報を使わない手はないと思いますよ。