フランス雑学

フランス統計情報、経済・スポーツ・ワイン・観光、なんでもフランスの世界ランキング

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現在のフランス基本情報

まずは基本的な情報です。

正式名称 République française
日本語名称 フランス共和国
漢字表記 仏蘭西
公用語 フランス語
国の標語 Liberté, Égalité, Fraternité (自由、平等、友愛)
政治体制 第五共和制 (1958年年から)
首都 パリ
公用語 フランス語
国歌 La Marseillaise
大統領 エマニュエル・マクロン
首相 エドゥアール・フィリップ
人口 62,814,233人 (2016年)
人口密度 113人/km2
 時間帯 UTC +1(DST:+2)

フランスの経済指標、世界における位置

ユーロ圏ではドイツと並んで経済的には高い位置にいます。しかし、経済成長率の低さ、インフレ率の低さ、などから日本と同様に低成長国であると言えそうです。失業率は近頃改善されたとはいえ、依然として高水準です。物価は高いが低成長という構造が見えてきます。今後の経済成長は必然的に相対的に難しい位置にあると言えます。

項目 世界での順位  統計年
名目GDP 2,228.86 (単位:10億ユーロ) 2,466.47 (単位:10億USドル) 6位 2016年
実質GDP 2,122.07 (単位:10億ユーロ) - 2016年
購買力平価GDP(USドル) 2,735.14 (単位:10億USドル) 10位 2016年
一人当たりの名目GDP 34,499.88 (ユーロ)  - 2016年
 一人当たりの実質GDP 32,847.00 (ユーロ) - 2016年
一人当たりの名目GDP(USドル) 38,177.86 (USドル) 24位 2016年
一人当たりの購買力平価GDP(USドル) 42,336.43 (USドル) 28位 2016年
ビッグマック価格 529円 9位 2017年
経済成長率 1.19 (%) 150位 2016年
インフレ率 0.31 (%) 143位 2016年
GDPデフレーター 105.03 (指数)   2016年
GDP構成比 一次産業(農林水産) 1.9%    
二次産業(鉱業、電力を含む) 18.7%    
三次産業(通信や金融、小売などサービス関連) 79.4%    
失業率 10.04% 29位 2016年
排他的経済水域 (EEZ)  11,035,000 km2 2位

スポーツ世界ランキング

人口が6千2百万と決して多くないにもかかわらず、スポーツにおいては平均的に上位を占めています。

FIFAランキング(サッカー) 9位 2017年12月
ラグビー 9位 2018年1月
卓球世界チームランキング 4位 2018年1月
バレーボール FIVB世界ランキング 9位 2017年7月
バスケットボール FIBAランキング 4位
テニス、デビスカップ 2017 優勝 2017年
世界柔道選手権の金メダル国別獲得数 2位 2017年終了までの累計

ワイン関連ランキング

項目 数値 世界ランク
ブドウの栽培面積 867,000 ha 2位
ブドウ生産量 6,019,000 t (トン) 4位
ワイン輸出量 1,525,000 kl (キロリットル) 3位
ワイン輸入量 536,000 kl (キロリットル) 4位
1人あたりの年間ワイン消費量 52.1 l (リットル) 1位
年間ワイン消費量 3217,000 (キロリットル) 1位

世界一憧れられる国フランス

パリジャン&パリジェンヌが観光客を軽視してぞんざいな扱いをしようがしまいが、やはりフランスという国は多くの人を惹きつけます。フランスという国はやはり特殊な位置にいます。特殊という言葉は世界中の羨望を集める「憧れ」と言い換えることもできます。多くの人にとってフランスやパリは憧れの存在なのです。これは多くの人が共有する感覚なのだと思います。世界一の経済大国であるアメリカの住人ですらフランスに対しては同じような目線を持っています。なぜフランスがそういう地位を得るに至ったのかそれはおいおい考えていきますが、長い歴史によって育まれた独特な文化的高貴な香り、とでもいうのでしょうか。フランスからイメージするキーワードが人々がフランスに対して持つ憧れを端的に表すのだと思います。フランスやパリと聞いてどんな言葉を連想しますか?グルメ、ファッション、パリコレ、おしゃれ、ヴィトン、ワイン、こんな感じでしょうか。こういったイメージキーワードが本当にフランスやパリを表しているかどうかはさて置き、人々が持つイメージがこういう言葉になるのであればフランスという国には人を惹きつける大きな力があると言えます。このようにキーワードを並べてみると女性受けする言葉が並んでいますね。これは実はフランスを語る上でとても重要なのではないか、と筆者は密かに考えています。おフランスなんていう言い方もあります。国名に「お」が付く国は他に思い浮かびません。おアメリカ、おイギリス、おドイツ、おニッポン、あり得ません。フランスは本当に人を惹きつける魅力を持つものなのか、客観的な数字を探してみましょう。ちなみにおフランスといういい方の始まりは赤塚不二夫の漫画「おそ松くん」の「イヤミ」の発言が発端だという説が有力なんだそうです。

フランスを訪れる観光客情報

世界観光機関(World Tourism Organization, UNWTO)という国連の機関が毎年6・7月前後に前年のデータを公表しています。国際観光客到着数(英: international tourist arrivals、海外旅行者受入数)の国別順位は以下のようになります。

2013年 国名 観光客到着数
1位 フランス 8363.3万人
2位 アメリカ合衆国 6976.8万人
3位 スペイン 6066.1万人
4位 中国 5568.6万人
5位 イタリア 4770.4万人
2014年 国名 観光客到着数
1位 フランス 8370.0万人
2位 アメリカ合衆国 7475.7万人
3位 スペイン 6499.5万人
4位 中国 5562.2万人
5位 イタリア 4857.6万人
2015年 国名 観光客到着数
1位 フランス 8445.2万人
2位 アメリカ合衆国 7751.0万人
3位 スペイン 6821.5万人
4位 中国 5688.6万人
5位 イタリア 5073.2万人

出典はこちら

数字がしっかり現実を表していますよね。このように毎年フランスは海外観光客の受け入れ数ナンバー1です。我が国日本が2015年に受け入れた海外からの観光客数は1973.7万人ですから4倍以上の観光客を受け入れていることになります。では我が国日本からの渡航先としてはどうでしょうか。日本政府観光局(国際観光振興機構)が集計しているデータによればこのようになります。

順位 渡航先国名 渡航人数
1位 アメリカ合衆国 375.8万人
2位 中国 249.8万人
3位 韓国 183.8万人
4位 台湾 162.7万人
5位 タイ 138.2万人
6位 香港 104.9万人
7位 シンガポール 78.9万人
8位 フランス 未確定
9位 ベトナム 67.1万人
10位 ドイツ 64.9万人

アメリカが強くダントツで一位、他は近場のアジア圏です。欧州圏で一位はフランスとなりました。日本においても安近短の行先に次いで欧州圏での渡航先ナンバー1となりました。やはり数字からもフランスという国がいかに人気があるかがはっきりわかります。

では、日本でも爆買いで知られるようになった中国人ですが、実際どこが渡航先として人気なのでしょうか?トリップアドバイザーが公表する数値によれば2015年の集計でパリはバンコクに次いで2位となりました。3位がミラン、4位がローマ、5位に東京、ということだそうです。確かにこのごろタイに行けば本当にたくさんの中国人観光客がいます。我々日本人でも観光地を歩いていればまず中国語で話しかけられるというのが現状です。それはさておき、中国から距離的に遠いにも関わらずパリが堂々2位ということでした。渡航理由までは記載されていないのでわかりませんが、日本で爆買い行動をしているのですからパリでも同じなのでしょう。シャンゼリゼのヴィトン本店にはきっとたくさんの中国人が訪れているのでしょう。

各種統計情報からもフランスやパリが観光地として人気ありということが確認できました。

世界遺産数ランキング、フランス4位

2016年の世界遺産登録数ランキングを見てみましょう。世界遺産数でフランスは総合4位に位置付けられています。文化遺産では3位タイです。世界遺産の登録はあくまで申請ベースではあるので、数字をそのまま額面通りに受け取れるものではないかもしれません。アフリカや南米など、自然遺産でも文化遺産でも相当上位にランクされそうではありますがまったく登場していないところはやはり申請制度の影響なのでしょうか。多少差し引いてみるべきなのかもしれません。あくまで現時点での一つの指標ということで眺めてみてください。イタリアは文化遺産で群を抜いていますね。やはりローマ帝国の影響なのでしょうか。ローマ帝国の存亡は色々な段階を経て非常に長い時期にかかっていますので、イタリアの位置はうなずけるものなのでしょう。中国は自然遺産の数が多く総合上位進出となっているようです。

順位 国名 総合 文化遺産 自然遺産 複合遺産  地域
1位   イタリア 51 47 4 0 ヨーロッパ
2位   中国 50 35 11 4 アジア
3位   スペイン 45 40 3 2 ヨーロッパ
4位   フランス 42 38 3 1 ヨーロッパ
5位   ドイツ 41 38 3 0 ヨーロッパ
6位   インド 35 27 7 1 アジア
7位   メキシコ 34 27 6 1 中南米
8位   イギリス 30 25 4 1 ヨーロッパ
9位   ロシア 26 16 10 0 ヨーロッパ
10位   アメリカ 23 10 12 1 北米
11位   イラン 21 20 1 0 中東
12位   日本 20 16 4 0 アジア

ノーベル賞受賞者数ランキング、フランス4位

次はノーベル賞という切り口で見てみましょう。国別のノーベル賞受賞者数ランキング(1901年-2016年)はこのようになります。

順位 国名 物理学 化学 生理学・医学 経済学 文学 平和 合計
1 アメリカ 85 66 99 52 11 25 338
2 イギリス 25 27 30 10 11 12 115
3 ドイツ 24 29 16 1 8 4 82
4 フランス 13 9 10 2 16 9 59
5 スウェーデン 4 5 8 2 8 5 32
6 スイス 3 6 6 2 10 27
7 日本 11 7 4 2 1 25
8 ロシア 11 1 2 1 3 2 20
9 オランダ 9 4 2 1 1 17
10 イタリア 3 1 3 6 1 14

なお、ノーベル賞授与者(スウェーデン・アカデミー スウェーデン王立科学アカデミー カロリンスカ研究所(スウェーデン) ノルウェー・ノーベル委員会)は国別の数字を公表していませんので、数字は他者による集計となります。出身国、居住国、国籍など、カウントにはいろいろな分類があり、公表されている数字がどの分類を用いているのか若干あやふやなところはありますが、大きく外れているものではないはずです。受賞者数でアメリカが群を抜いています。アメリカが科学技術系と経済において圧勝というのは頷けます。昨今の少々胡散臭い大統領の言動を除けばアメリカはオープンな国であり、世界の頭脳を集める国であるのは間違いありません。ではフランスはどうでしょうか。総合では4位ですが文学において1位です。しかもかなり突出しています。

フランスのノーベル文学賞受賞者

フランスのノーベル文学賞受賞者を列挙しておきましょう。

年度 作家
1901年 シュリ・プリュドム
1904年 フレデリック・ミストラル
1915年 ロマン・ロラン
1921年 アナトール・フランス
1927年 アンリ・ベルクソン
1933年 イヴァン・ブーニン(フランス亡命、国籍なし)
1937年 ロジェ・マルタン・デュ・ガール
1947年 アンドレ・ジッド
1952年 フランソワ・モーリアック
1957年 アルベール・カミュ
1960年 サン=ジョン・ペルス
1964年 ジャン=ポール・サルトル(受賞辞退)
1985年 クロード・シモン
2000年 高行健(中国出身)
2008年 ジャン=マリ・ギュスターヴ・ル・クレジオ
2014年 パトリック・モディアノ

イヴァン・ブーニンはロシア出身でフランスに亡命した人物で、正確には国籍を持たないのでフランスにカウントしていいかは別問題ではあります。ジャン=ポール・サルトルは受賞を辞退しています。高行健は中国出身でフランス国籍を取得しています。こういったカウント上の微妙な線は含んでいますが、それは各国とも同じような状況にあると思われるので16とカウントしておきます。

ノーベル文学賞の割合ランキング

次に、国別ノーベル賞受賞者国別ランキング総合10位の中で文学賞の占める割合が高い国上位3か国を見てみましょう。

順位 国名 文学賞数 全体 割合
1位 イタリア 6 14 42.9%
2位 スイス 10 27 37.0%
3位 フランス 16 59 27.1%

フランスは3位という結果になりました。まあ、このランキングにどんな意味があるかはさておき、自然科学系よりも文学系で多くの功績を残しているということは言えそうです。ちなみに現代の日本のAmazonで仏文系の売れ上位はサン・テグジュペリ、ビクトル・ユーゴ―、ジュール・ヴェルヌ、アルベール・カミュ、ピエール・ルメートル、あたりのようです。ノーベル賞受賞だとカミュだけAmazonランキングにエントリーということですね。

なお、余談ではありますが21世紀になってからのノーベル賞受賞者数で日本は自然科学(物理学、化学、生理学・医学)の分野においてはアメリカに次ぎ堂々2位となっています。日本人のノーベル文学賞受賞者は2人で、川端康成と大江健三郎です。大江健三郎の受賞は1994年でそれ以降文学賞の受賞はありません。

いくつかの文化的な指標から眺めてみてフランスが突出した位置にいるということではなさそうです。にもかかわらず訪問観光客数一位をキープということには別の理由があるのでしょうか。その辺りはおいおい探ってみたいと思います。

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