フランス語初級編

フランス語を独学で学ぶ - 初級から中級へ進むための5つのポイント

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フランス語の初歩の初歩の段階を過ぎ、ゼロから始めて数か月が経過しました。仏検5級に合格し、これから4級~3級にチャレンジしようとしています。次にやるべきこと、それはモチベーションを維持しつつ知識を深めていくことです。

日本語ネイティブの大人がフランス語を学習するなら文法書と自作単語帳は必須

日本語で育った人が大人になってフランス語をこれから始めようとする場合には、系統的に知識を習得すべきです。これは絶対に避けて通ることはできません。脳内が真っ白な小さい子供やまだまだ吸収力抜群の幼少時代からどっぷりフランス語の中で生活するのなら必然的に言葉を覚えます。しかし日本居住で周りを見回してもどこにもフランス語などない、という環境となれば状況は全く違います。論理的に知識として吸収していく過程が必要になります。日本語で思考パターンがすでに出来上がっていますから、日本語をベースとしたフランス語の知識の整理をまずはやらなければいけません。ポイントはこの5つです。

  1. フランス語の文法を理解する
  2. 語彙を習得するために単語帳を自作する
  3. よく使いそうなフレーズを1000くらい暗記する
  4. 聴く、話す、読む、書くを均等に練習する
  5. フランスまたはフランス語圏を旅行する(モティベーション維持のため)

当たり前のような話ですが、しかしこれらがポイントなのです。ここで挙げたステップはどれも地道な作業です。語学の習得に近道はありません。熱意と継続、そして楽しみながらやる、これしかありません。

辞書は必須アイテム

辞書は必須アイテムです。長く付き合えると思えるものを選んでください。外国語を始めたら辞書とは長い付き合いになります。今ならやっぱり便利なのは電子辞書です。軽くて持ち運びに便利、多言語対応、検索が簡単、などなどメリットは多くあります。常時持ち歩いて知らない語に出会ったらすぐに調べられます。しっかりした書籍の辞書一つ、電子辞書一つ、というのが効率的な辞書の運用方法です。

じっくり選んでください。

もし、既に英語の知識を有しているのなら、仏語―英語の辞書を使うことをお勧めします。私も実はアメリカに仕事で行ったときに書店で仏英の辞書を買いました。かなり重たくどでかいものでしたが、頑張って持って帰ってきました。今でも重宝しています。私がこの辞書を買った頃はまだ今ほどネットショッピングが発達していませんでした。ありがたいことに今ではネットで買うことができます。私が買ったのはこれです。私が買ったときは5th editionでしたが、今は9th editionになっているようです。

フランス語の文法を理解する

フランス語の文法を理解する、これはすなわちフランス語の構造を理解して覚えることです。日本語の思考が出来上がった人がフランス語を学ぶ場合、赤ちゃんや幼児のような覚え方はできません。それは逆にとんでもなく非効率な学習方法となります。日常的には日本語の生活で、限られた時間の中で学習しなければならないのですから、フランス語の構造を論理的に理解することがとても重要なことになります。文法と聞くと誰でも腰が重くなります。なぜなら文法学習はあまり楽しくありません。中学校の数学で公式なんていうものが出てきましたが、それに近いものがあります。数学嫌いだったらアレルギーになりそうな話です。しかしここをクリアしないとその先はありません。フランス語を自分の意思で始めている人ならモチベーションも高いはずです。熱意と継続で乗りきしましょう。

フランス語文法書籍を購入する

フランス語文法の書籍を購入して読むのが一つ方法として考えられます。CD付きを購入して耳からも覚えた方が効果大です。文法書とは長い付き合いになりますのでじっくり選んでください。ではよくできたおススメ文法解説書があるのかどうか、ここを知りたくなりますよね。しかし万人に合うフランス語文法指南書はありません。逆に言えば何でもよいのです。いえ、何でもよいどいうのはちょっと乱暴です。ありがたいことに日本語で解説されたフランス語文法解説書籍がたくさんあります。内容の良し悪しは読む人の好みに因るところが大きいので、自分に合ったものを見つけられるかどうかが大事なところです。アマゾンで「フランス語文法」でキーワード検索してみてください。たくさん出てきます。表示ページ数で20ページあります。もしかしたら500冊くらいのフランス語文法解説書籍があるかもしれません。この中からおススメを選ぶことはとても難しいです。「フランス語文法、この本おススメ」という解説をもしどこかで見かけたら少々疑ってみてください。正しいかもしれないし間違っているかもしれません。これはおススメした人の視点でおススメしているだけであり、その人の好みに合ったというだけのことです。大事なのは学習者のスタイルに合っているかどうか、楽しみながら継続できるか、なのです。それは自分で見つけるしかありません。友達や彼氏、彼女と同じです。人の好みと自分の好みは違います。絵がたくさんあった方がいいとか、解説が細かい方がいいとか、例文がたくさんあった方がいいとか、音声中心にしたいのでCD付きがいいとか、最初はざっくり理解したいのでシンプルな解説がいいとか、求めるものや好みは人それぞれです。自分に合うものを探してください。フランス語の文法として学ぶべきものを列挙すれば大抵どの本もカバーしています。あとは自分の好みに合うかどうか、だけの話です。

アマゾンで「フランス語文法」でキーワード検索

筆者の好みはコンパクトでくど過ぎない文法書です。筆者の好みに合致しそうな文法書はこちらです。

 

フランス語文法解説サイトを利用する

書籍だけではありません。「フランス語文法」でググれば立派なフランス語文法解説サイトがたくさんでてきます。サイト利用のメリットはコストがかからないことです。外国語大学がまとめたすばらしいサイトもあります。個人が独自の視点で作成したフランス語文法解説サイトもあります。本を買わなくても今から即座にフランス語文法の学習を始められそうです。思い立ったが吉日、鉄は熱いうちに打て、ですよね。ちなみに”フランス語文法”の検索語でググった結果出てきた上位3つのサイトは以下のとおりです。

グーグルが上位に表示したのですから、中身がよいかどうかは別としてアクセスが多いサイトであることは間違いなさそうです。ちらっと眺めた感じでは「北鎌フランス語講座 - 文法編」に興味が湧きますね。フランス語文法の書籍を買わなくてもこういったサイトを利用することで文法をマスターできそうです。まあ、筆者の好みで言えばサイトで勉強するよりは一つお気に入りのフランス語文法書を購入したほうがいいでしょう。外に持ち出すこともできますし、電車や飛行機で移動中とか旅先で本を開いて勉強するとか、いろいろ利便性が高いと思っています。それにサイトだといつ閉鎖されるかわかりませんが、書籍ならずっと持っていることができます。

放送大学を利用する

放送大学という便利なものがあることはご存じでしょう。フランス語の講座もあります。しっかりフランス語の文法も解説してくれます。文法に関しては人に解説してもらった方が一人で書籍を読んで学習するよりも頭に入ってきやすく、理解が早まるというメリットがあります。放送大学を利用してみてはいかがでしょう。週一回のペースで進んでいきますので、しっかり学習したい人に向いています。何よりも無料で大学レベルの講義を受けられるのが大きなメリットです。毎年4月開講になり、フランス語入門Ⅰがテレビ放送、フランス語入門Ⅱがラジオ放送になります。

2018年度のテキストはこちらです。

 

2018年度の講義スケジュールについてはこちらをご参照ください。

フランス語Ⅰ(’18)

フランス語Ⅱ(’18)

テレビの放送大学は2018年10月よりBSに完全移行しますので、原則として視聴できない地域はなくなります。ラジオの放送については、radikoと呼ばれるラジオ放送のネット配信がありますので、どこでも視聴可能です。

フランス語学校に通う

フランス語学校で文法に特化したクラスを受講するのもよいと思います。コストがかかるのと週一回など定期的に決まった時間拘束されることがデメリットとなります。この点が問題ではない人であれば学校に通うのもいいでしょう。

おススメの本やサイト、フランス語学校につてはアドバイスできませんが、筆者から二つだけアドバイスをするとすれば、

  • 文法用語は日本語だけでなくフランス語でも覚えてください。例えば動詞の活用はconjugaisonである、とか半過去はimparfaitであるとか、です。レベルが上がればいずれフランス語の意味を知るのにフランス語で調べなければならなくなる時期が来ます。そのためになるべくフランス語の用語を覚える癖をつけてください。
  • 耳と口を使って覚えてください。文字だけではダメです。言語の基本は音です。文字は後から生まれたものです。このことからも言語学習において音がどれだけ重要であるかがわかりますよね。音が聴ける文法教材を選ぶことをおススメします。

フランス語の構造を理屈で理解することが大事であるというお話でした。

語彙を習得するために単語帳を自作する

基礎的な語彙を習得する、つまりこれは単語を覚えることです。市販の単語集を使ってはダメです。xx必須単語集とか単語を列挙した本を買ってはいけません。単語帳は必ず自作してください。これだけは手間暇かけてください。自分が読んだ文章をもとにした単語帳でなければほとんど意味がありません。単語帳を買って覚えることに慣れてしまうとレベルが上がったときに対応できなくなります。仏検2級以上ともなればカバーしなければならない単語はとても広くなり、市販の単語集などというものは存在しません。文章を読めば知らない単語はたくさん出てきます。知らない単語を丹念に拾って単語帳に書いていくのです。単語の意味を文章中に書いてはいけません。これをしても絶対に覚えられません。かならず自分だけのオリジナル単語帳を自作してください。こればかりはPCやスマホが出回ったITの時代でも手書きをおススメします。手書きでノートに単語を書いて覚えてください。そして単語だけではなく例文も一緒に書いてください。そして例文も一緒に覚えるようにしてください。市販されている単語集で単語だけ暗記しても役に立ちません。これは間違いないです。必ず自分で文章を読んでそれをもとに単語帳を手書きで作る、語学学習においてこういう地道な作業を避けることはできないのです。そしてこの作業はどんどんレベルが上がっても必ず必要な作業です。フランス語を学習する限り続きます。

よく使いそうなフレーズを1000くらい暗記する

よく使いそうなフレーズを1000くらい暗記するのはフランス語を話す能力を高めるのにとても役に立つおススメの方法です。通勤時間などを利用してどんどん暗記してしまいましょう。なるべく耳と口を中心に練習するのがベストです。文字を見るのは時々にしましょう。コツは日本語の文章からフランス語のフレーズがすっと出てくるようにすることです。カルタのように上の句から下の句がすっと出てくるように練習してください。1000のフレーズ集を自作するのはなかなか厳しいので、これについては市販の本を探すのがよいでしょう。

 

フレーズを1000覚えるには根気と時間が必要です。しかしこのステップをクリアしたときに大きな進歩を感じるのは間違いありません。さあ頑張りましょう!

聴く、話す、読む、書くを均等に練習する

日本で外国語を勉強しようとするとどうしても読むことだけに偏りがちです。しかし言葉には4つの要素があります。聴く、話す、読む、書く、です。人類が言語をコミュニケーションツールとして編み出したときは聴く、話す、だけだったはずです。文字は後から発明されました。つまり言語において重要なのは「読む」ではなく「話す、聞く」なのです。読むことに重点を置いてしまうと言語野(ゲンゴヤ)は発達しません。聴く、話すを加えないと言語の発達は望めないのです。我々日本居住者の周りにはフランス語ネイティブの話者はいません。ならば、音の部分についてはどうしても環境的に不足してしまう要素になります。この部分については聞くことをテーマとした教材に頼らざるを得ません。

聞き流し系の教材を利用する

聞き流し系の教材は音の豊富さが大事です。たくさんの音が収録された教材を選びましょう。ゴルフの石川遼君で有名なスピードラーニングのフランス語版もあります。

【大好評】聞き流すだけで習得できるスピードラーニング フランス語

書籍のCDを利用して聞く練習をするのも効果的です。フランス語初級レベルの聞き取りによい書籍を一つご紹介します。CD付きですので通勤の電車中などでの聞き取り練習に適しています。

NHKを利用する

NHKはEテレやラジオで質の高い語学番組を提供していることは誰でもご存じでしょう。初心者~中級ならばこれらを利用するのはとても有効です。テレビ・ラジオなので当然音はたくさん出てきます。テキストだけ書店で購入すれば即学習を始められます。

旅するフランス語(NHK Eテレ)
まいにちフランス語(入門編)(NHKラジオ第2)
まいにちフランス語(応用編)(NHKラジオ第2)

NHK Eテレの「旅するフランス語」は、女優の常盤貴子さんがフランスを旅しながらフランス語を学習するというコンセプトです。ラジオ版のまいにちフランス語(応用編・入門編)こちらからストリーミングで聴くこともできます。自分の時間で学習できますので便利ですね。

書店に行く時間がない人はこちらからNHKテキストを購入することもできます。⇒ アマゾンサイトへ

現時点での最新版はこちらです。(2018年5月号)

オンライン・マンツーマン・レッスンで話す練習をする

もう一つ問題なのは「話す」ことです。ここが一番不足してしまうところです。話すためには相手が必要です。一番いいのは知り合いにフランス語話者がいることですが、これは誰もがそういう状況を作れるわけではありません。ここはフランス語会話学校に頼る、というのもぜひ検討すべきでしょう。ある程度のコストは仕方がありません。学校を選ぶポイントはなるべく少人数であることです。一番いいのはマンツーマンです。一クラス3人以上になると効果は「?」です。もしフランス語会話学校を選ぶのなら必ず生徒が2人以下のクラス、できればマンツーマンを選択してください。ここで注意してほしいのは会話学校を選んだ場合でも教材を読むレッスンが中心であることが多いです。それでは意味がありません。一番いいのは教材なしの完全なフリートークレッスンです。ネットが発達した現代ではオンラインの会話レッスンを提供するサービスもあります。フランス語はまだまだ需要が低いらしくあまり見かけませんが、少ないながらも存在します。そういうのを利用するのも一つの方法です。

フランスまたはフランス語圏を旅行する

せっかく始めたフランス語ですから使う機会をどんどん作りましょう。これはモチベーション維持のためにも大事なことです。せっかく始めたフランス語学習も継続しなければ意味がありません。三日坊主では無意味です。そのためにはモチベーションを持ち続けることが大事です。

モチベーションを持ち続けるための一番いい方法はフランスやフランス語圏に実際に行くことです。つまり旅行です。そしてフランス語話者と実際に会話することです。下手でもいいしレベルが低くても全然かまわないのです。こちらから積極的に会話を仕掛けることです。フランス語ネイティブの相手がもし好意的に応対してくれるのならわかるように一生懸命優しく話してくれます。ゆっくり喋ったり違う言い方をしたり、そういった状況は実際に旅をしないとなかなか生まれません。そしていろいろな会話をしているといつの間にか何時間も過ぎていたりします。こういう経験がとても励みになるのです。結果的に相手のいう事があまり理解できずに帰国することになるかもしれません。これがさらなるレベルアップへのモチベーションとなるのです。そしてまたしばらく国内で修行してください。ある程度成果が出たと実感したらまた旅行してください。

もうお気づきとは思いますが、旅行することで必然的に「話す、聴く」の訓練ができます。筆者個人の好みとしては会話学校にお金をかけるよりは旅行にお金をかけたいところです。ただし、ただ旅行しただけでは名所を見てフランス料理を食べただけで帰国、ということになりかねません。ここにもコツがあります。そのコツについては別の記事「フランス語独学の継続、モチベーション維持のためにフランスに行こう!」で説明します。



旅行のいい点は楽しいということです。旅行嫌いならフランス語会話を学ぼうなどとは考えないでしょうから、みな旅行は好きなはずです。楽しい思いをして帰国すればモチベーションを持ち続けることができます。語学学校ではこうはいきません。いずれモチベーションが低下します。そうならないためにもぜひどんどん旅行してください。

もし日本国内でフランス語話者の友達を作れればかなりラッキーです。しかしこれはなかなか難しいでしょう。そういう機会に恵まれたのならそれを生かしてください。そんないい環境は望んでもなかなか得られるものではありません。

何事も楽しくなければ続けられません。せっかく自分の意思でやるのですから楽しみながら継続できる方法を模索していくことが大事です。それができるのなら旅行以外の方法でもいいのです。もし日本国内にいながらフランス語がたくさん溢れている環境に身を置くことができればかなりラッキーです。しかしそういう場は決して多くありません。旅行しておいしいものを食べ、おもしろいものを見て、人と会話する、最高ではありませんか。

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