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諸悪の根源 - 生産性を著しく低下させるサービス残業

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安倍政権の無意味な政策、残業100時間規制

サービス残業、日本だけが抱える労働問題です。このような問題を抱える国はまず他にはないでしょう。お隣韓国にはあるかもしれません。欧米にはほぼ存在しません。中国にもまずあり得ません。安倍政権になって労働時間短縮が政策の一つとなっています。働き方改革と称して提出された法案は月の残業時間の上限を100時間とするものでした。この法案が無意味であることは一目瞭然なのに、しかし平然と国会に提出されようとしています。100時間という残業時間は過労死認定ラインなのです。しかしほとんど日本のメディアは問題にしていませんし、報道すらほとんどしていません。

成果主義の一人歩き

日本人はサービス残業をよくやります。これは事実以外の何物でもありません。では日本人はなぜサービス残業をするのでしょう。それは企業がそれを強いるからなのでしょうか。経営者や上司がもっと仕事をしろと言うのでしょうか。いいえ違います。一番の原因は労働者自身なのです。日本人は空気を読むと言われます。まあ、それが利点として作用しているうちはいいのですが、とんでもない欠点でもあるのです。誰も残業しろ、と言わなくても空気を読んで残業するのです。その理由はこんなところです。

  • 周りがみな残業しているのに自分だけ帰っていいのか
  • 成果主義と言われるが、自分は成果を出しているのだろうかわからない
  • 成果云々はともかく、深夜まで労働していれば働いていないとは言われないだろう
  • プロジェクトの期限が来ているのに仕事が片付かない、残業して頑張ろう
  • 自分の仕事の成果について自信がない、だからもっと働いて頑張っている感を見てもらおう

たいていのサービス残業の理由はここに行きつくでしょう。成果主義などという言葉がいまだに職場で横行しているのなら組織としての存続価値はありません。成果主義を正しく運用できている組織が日本に存在しますか?成果主義という表現は当の昔に死にました。まったくもって都合の解釈がかつて横行し、消えていったのです。そして現代では人々のイメージの中に残っているようです。

日本人ビジネスマン 「見せかけの勤勉」の正体 なぜ成果主義は失敗したか

日本人としての他人の目が評価基準となる美徳意識が逆にサービス残業の土壌となっているのです。労働者自身が空気を読んでタダ働きをします。これが真相です。時間が来たから止めよう、終わらないのは自分が悪いのではない、と割り切ることができないのです。割り切れない理由は自分に自信がないからなのです。それは実はプロフェッショナルとしての自信がないことの現れなのです。自分の成果に自信があればこのようなことにはなりません。

  • 自分は所定の労働時間内に自分の力を発揮して対処した。しかし目立った成果や結論までは至らなかった。この時にこの状況をどう考えるかでその先が大きく異なってくるのです。自分は全力で対処した。しかし解決の道筋を見出すまでには至っていない。その原因は自分ではありえない。なので明日以降に持ち越す。明日また全力で問題に対処しよう。
  • 成果や結論が見えていないのはもしかして自分が悪いのだろうか?自分がやったことにあまり自信がなく、補うために今日はもっと働こう。

もし後者の発想で残業しているのならば、プロフェッショナリズムの欠如以外の何物でもありません。自分はプロであり、自分が時間をかけて仕事をしたが眼に見える結果がでていない。その時その原因は自分ではないと考えるか、自分かもしれないと考えるかでその先の道筋は大きく異なってきます。

労働生産性の低さ

では真の問題はいったい何なのか。それは労働生産性の低さ以外の何物でもありません。仕事の無駄が多すぎるのです。無意味な会議、無意味な議論、無意味な面倒なプロセス、無駄を生み出す多くの要因があるのですがほとんどそれに気づかず、頭を働かすことなくダラダラやっているのです。結局のところ多くの労働者は自分の労働生産性や時間内に出した成果について自信がないのです。自信があるのなら堂々と主張すればいいのだが、それをしない。これはプロフェッショナリズムの欠如としか言いようがありません。

日本のホワイトカラー、なぜ業務の効率化進まない?-生産性はG7最下位 (Bloomberg)

ではプロフェッショナルな意識の高い人が残業をしないかというと、そうではないのです。ここがとても厄介なところです。ここは欧米人と日本人の気質の違いとしか言いようがありません。時間内にきっちり仕事をしたからその先は個人の時間であって当然だ、結果云々は自分の問題ではない、と考えるのが欧米人スタイル、一生懸命やったけれどなんだかうまく行っていない、もしかして自分のやり方が悪のか、もう少し頑張ればもっとできるのではないか、と考える個人軽視で公の利益重視の日本人気質、この気質の差がまた大きく影響しています。

周りの目を気にする文化

まあ、いろいろ言いましたが簡単に言ってしまえば周りの目を気にする気にしないの差だと言っていいでしょう。この気質が無くならない限りサービス残業は絶対に減りません。政府の法案がどうという話ではないのです。この頃日本もグローバル化が進み、日本の職場にも海外出身者を多く見かけるようになりました。そして彼らは個人の時間を重視するタイプです。日本人が残業していようがサッサと帰ります。彼らが日本人の働き方を変えてくれる可能性はあります。彼らの影響もあって年代を重ねるごとに公重視スタイルから個人重視スタイルに変わってきているようにも感じますが、何とも中途半端なのは否定できません。自分がやっていることに自信があれば周りがどうこう言うことにいちいち耳を貸す必要はないのです。そういう生き方を学ぶのがフランス語を学ぶ意味なのではないでしょうか。

結果的にこういったサービス残業は日本における労働生産性を極端に悪くしています。結果の良し悪しを発想の転換やアイディアで補うことができないのです。アイディアをどんどん出してイノベーションを引き起こし、個人の生活とのワークバランスを保つ、これが今後の日本に必要なことでしょう。日本経済の発展とも直結する重要なテーマです。

転職を考えるべき

もしあなたがブラック企業で働き、少しでもサービス残業に疑問を持つのならば、転職をおススメします。ブラック企業は諸悪の根源です。生産性が低い経営体質でしか営業利益を上げることができない、非効率な存在なのです。そういった企業は早くなくなるに越したことはありません。それが長い目で見れば日本経済にとっていいことであることは疑いようがありません。

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