フランス語初級編

ゼロから始めるフランス語 - スタートダッシュ最短3週間で基礎作り!

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あなたは社会人でフランス語とは何の関係もない本業があります。フランス語の知識はゼロです。フランス語に興味があり習得してみたいと考えています。でもフランス語会話学校はちょっとコストがかかるし毎週決まった時間に拘束されるのもなぁ、と思っています。ならばフランス語独学スタートダッシュ3週間基礎作りにチャレンジしてみましょう。

フランス語を3フェーズで学習 - 最短3週間で基礎作り

この記事に記載の3フェーズを見事クリアできれば、仏検5級、仏検4級合格に必要なステップアップの準備ができたと言えるでしょう。このスタートダッシュに成功すればそれだけで仏検5級合格の5合目くらいまで到達したレベルになれます。もし皆さまのスタートダッシュが成功したならば、ぜひこちらの記事も合わせてご覧ください。

さあ、あなたはフランス語の知識など全くありません。しかし、ふとしたことからフランス語に興味を持ち、知識ゼロからフランス語を独学でやってみようと決意しました。ここがスタート地点です。日本人として日本語を使いながら成長してきたのですから日本語は堪能なはず、ならば日本語を使ってフランス語の知識を習得していくことになります。

私たちは日本人で日本語で思考します。フランス語初心者ならば当然フランス語知識はゼロです。つまりフランス語の世界ではフランス人やフランス語堪能な人から見ればとんでもなく遅れている状況にあります。膨大な知識量の差があります。遅れている人が先行している人に追い付こうとするときにとても大切なこと、それは知識を整理整頓しながら習得していくことです。言うのは簡単なのですがこれが初心者にはなかなかしんどいことなのです。色々なことを覚えなければならないときに頭が混乱してしまうのは誰でも経験があることです。この状況をなるべく早く脱出するために今自分はフランス語の何を学習しているのか、についてはっきりと認識していることが大事なのです。

筆者おススメの方法は、学習テーマをきっちりと分けて段階的に学習していくことです。つまりフェージングです。社会人になって仕事の合間の時間を利用して学習するのですから効率的な方法が求められます。そのためには自分が今フランス語の何を習得しようとしているのかはっきりと理解した上で進めるのがベストです。学校の授業はテーマ別ですよね。それと同じことです。もし理科と社会を一緒に説明されたらみな混乱して誰も理解できません。

フェージングの手法

筆者がおススメするフェージングをご紹介します。それは以下の3つのフェーズに分けることです。それぞれご自分のペースに合わせて1週間から1ヶ月くらいの時間で十分です。逆にそれ以上の時間をかけると非効率になりますので、どのフェーズもサクッと終わらせることを心掛けてください。ダラダラと同じところに留まるのはよくありません。

フェーズ1 フランス語の発音 1週間~1ヶ月(自分のペースで決めてください)
フェーズ2 フランス語文法の構成 1週間~1ヶ月(自分のペースで決めてください)
フェーズ3 日常の言い回し 1週間~1ヶ月(自分のペースで決めてください)

では順を追って解説していきましょう。

辞書は必須アイテム

当り前ですが辞書は必須アイテムです。「こいつしかない」と思えるものを選んでください。外国語を始めたら辞書とは長い付き合いになります。一生付き合うことになるかもしれません。結婚相手を選ぶくらいの厳しい目で選んでください。今ならやっぱり便利なのは電子辞書です。軽くて持ち運びに便利、常時持ち歩いて知らない語に出会ったらすぐに調べられます。しかも英語、フランス語だけではないいろいろな言語の辞書を一つにまとめた優れものがたくさんあります。将来違う言語を学ぼうと思ったときでも即座に使うことができます。

アマゾンで「電子辞書+フランス語」で検索した結果がこちらになります。

じっくり選んでください。

もちろん重厚な本の辞書も捨てたものではありません。一生ものという考えならばずっしりとした本の辞書もいいのではないでしょうか。辞書を引いて単語帳を作るというのは古典的な手法ですが、手作業であるが故の手間暇が逆に記憶に作用するという効果もあると思っています。

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手垢でくすんだ色になった辞書は自分が勉強してきたことの証のようなものです。そういう辞書を眺めれば後に自分の軌跡を思い返すこともできます。


フェーズ1 - フランス語の発音

フェーズ1はフランス語の発音だけに集中します。フランス語の綴りを見ただけでどのように発音するかがわかるのです。早ければ1週間もあればフランス語の発音方法を習得できます。フランス語の発音の法則は実は英語よりもとても体系的にできています。それを覚えるとフランス語を意味が分からなくても読めてしまいます。信じられないかもしれませんが本当です。筆者もこれを知ったときにはとても驚きました。綴りを見れば読めてしまうんです。それはフランス語という言語の法則性の強さのおかげです。フランス語という言語は文法でも発音でもとても法則性が強い言語なのです。この法則性がフランス人の思考方法の根源となっています。日本語は逆に法則性が弱い言語で、ちょっとしたことでも100通りの言い回しがあるという、とても面倒な言語なのです。日本語を理解しているのならフランス語を理解できないはずはありません。

話を元に戻しましょう。このフランス語発音の法則性をしっかり整理して覚えてください。パターンは多くありません。意味や文法を理解する必要はありません。ただ読んで耳で聴いて声に出すだけだと割り切ることが大事です。これが頭の中の整理整頓につながります。たった1~2週間で文章の難易度に関係なく読めるようになります。ここがとてもおもしろいところです。この練習にはやはり音声付教材の手助けが必要です。この本はその規則性についてきちんと説明してくれています。

ここで発音記号を使うことは避けてください。発音記号によっぽど慣れているのなら別ですが、大抵の人にとって発音記号はよくわからないものです。あくまでフランス語の文字と音、そして自分の声だけを使ってください。

フランス語発音方法のパターンをマスターしたら、何でもよいので難しいフランス語の文章を見て、声に出して読んでみてください。上級者向けのCD付きフランス語の文章の教材でもいいです。意味を理解する必要はありません。音をまねてただ声に出して読むだけです。オウムになればいいのです。これを人前でやってもいいです。フランス語っぽく聞こえるかどうか判定してもらってください。そしてこの練習を1週間から1ヶ月くらい継続してください。これがフランス語を話す基礎となり、第一歩となります。

フェーズ2 - フランス語文法の構成

フランス語に限らず文法というと面倒でおもしろくないものと考えてしまいますよね。確かに文法の学習とはそういうもので、法則を理解して頭に詰め込むとういう作業をやらねばなりません。これは避けて通れないので必ず通過しなければなならないステップです。しかしフランス語の文法書を最初から最後まで読み通すのはあまりにも非効率ですしそれをしても頭にすんなりと入ってきません。フランス語文法書を見ると何だか難しそうな用語が並んでいます。近接未来、単純未来、半過去、大過去、接続法などなど。これを見ただけでひるんでしまいますよね。典型的なフランス語文法書の構成はこんな感じです。

  • 動詞・名詞・代名詞・冠詞など品詞の説明
  • 動詞の活用(現在形)
  • 代名動詞の説明
  • 疑問文・否定文・命令文の構成
  • 文型
  • 時制と動詞の活用

これを最初から読んでいって頭に入るでしょうか。そもそも飽きてしまって長続きしません。最初から最後まで一気通貫で全部読み通そうとは考えずに、ここはやはりポイントを絞って学習すべきでしょう。おススメのポイントの絞りかたをご紹介します。

  1. フランス語文法の構成を理解する
  2. 主語に使われる代名詞を覚える(私、あなた、彼、私たち、などなど)
  3. 動詞の種類を理解して覚える
  4. 数字をマスターする
  5. 名詞には性別があることを知っておく
  6. 定冠詞・不定冠詞を覚える
  7. 月・曜日を覚える

まずはこのくらいで十分です。これらを覚えるのにそれほど時間はかかりません。集中してやれば1週間程度で覚えてしまいます。これも本などの教材の手助けが必要です。初心者向けのCD付き文法書籍を購入するのがよいでしょう。

 

フランス語文法の構成を理解する

フランス語の文法の構成はどうなっているのか、どんな用語があるのかをまずはざっくりと理解するに留めましょう。いきなりそれぞれを深堀りしても非効率で時間ばかり食ってしまいます。まずはフランス語文法書の目次を開いてどんな章立てになっているか眺めてみてください。これからどんな知識を習得しなければならないかについて理解します。それぞれの意味まで理解する必要はありません。まずはどんな項目があるかを理解、それだけで十分です。大過去っていう時制があるんだな~、とか6パターンくらいの文型があるんだな~、とざっくり理解して用語に慣れておきます。これなら一日もかからないでしょう。

主語に使われる代名詞を覚える

主語に使われる代名詞を覚えましょう。数も少なくすぐに覚えられます。一日もかかりません。

単数 複数
je 私は nous 私たちは
tu あなたは vous あなたたちは
il 彼は ils 彼らは
elle 彼女は elles 彼女らは

たったこれだけです。発音についてはCD付き教材などで音つきで練習してください。

動詞の種類を理解して覚える

フランス語の動詞は大きく分けて以下の3種類です。

  1. 第一群規則動詞 (erで終わるものほとんど)
  2. 第二群規則動詞 (irで終わるものほとんど)
  3. 不規則動詞 (その他)

フランス語の動詞は数限りなくありますが、じつはそのほとんどが第一群規則動詞か第二群規則動詞です。不規則動詞は100パターン未満です。ただしこの100パターン未満の不規則動詞が実は利用頻度がとても高い基本的な動詞なのです。このことを理解しましょう。そしてまずは第一群規則動詞と第二群規則動詞の現在形の活用を覚えてください。フランス語の8種類の主語に合わせて8パターンあります。いえ、il/elle, ils/ellesについてはそれぞれ同じなので実際には6パターンです。動詞の語幹と語尾の変化を覚えます。過去、未来など現在以外の時制については今は無視でかまいません。

次に不規則動詞の現在形の活用です。100パターン近い不規則動詞をいきなり全部覚えるのではなく、最重要の以下の動詞だけの活用を覚えてください。

être 英語のbe動詞に相当するもの
avoir 持つ、英語のhaveに相当するもの
aller 行く
venir 来る
faire する、作る
prendre 取る、英語のtakeに相当するもの

これ以外の不規則動詞はここでは無視しましょう。実はこれ以外の不規則動詞は不規則と言っても結構規則性があります。この6つの動詞はそれぞれ独特の活用をします。まずはここだけ押さえて覚えましょう。

数字をマスターする

数字の表現は言語をマスターする上で最重要項目の一つです。ここは初心者でも早い段階でクリアしてしまいましょう。いわゆるアン、ドゥー、トロワ、というやつです。フランス語の数字で面倒なところは60,70,80,90のところです。70を60+10、90を80+10という風に表現します。ちょっと面倒ですが早く慣れてしまいましょう。そして1000くらいまでは数えられるようになりましょう。ここも音付き教材で耳と声を使って練習してください。独学者におススメのフランス語数字表現に特化した書籍があります。

名詞には性別があることを知っておく

フランス語の名詞には性別があります。つまり男性、女性があるのです。我々日本人にとっては馴染みのないものです。どう見ても男性か女性か分からないものにでも性別があります。「おかま」とか「お姉」とか「おなべ」とか、そういうことではありません。世の中の全ての名詞について性別があります。まずはこのことを知っておきましょう。これからたくさんの名詞を覚えていくことになります。そして名詞を覚える時には必ず冠詞を付けて覚えてください。定冠詞・不定冠詞どちらでもいいですが筆者は省略形の関係から不定冠詞を付けて覚えます。

そして名詞の性に関連してもう一つ複雑なことがあります。それは、名詞に関連する、

  • 定冠詞・不定冠詞・部分冠詞
  • 形容詞(形容詞的用法の過去分詞を含む)
  • 所有格形容詞
  • 指示形容詞

これらの品詞が性別および単数か複数かに応じて変化します。このことを知っておきましょう。この辺りは日本人や英語圏の人にとって馴染みのない、ラテン系言語特有の特徴です。とりあえずここではそういうものだと理解しておくに留めましょう。スタートダッシュに成功して仏検5級を受験にチャレンジするならばこの知識を深堀して整理整頓した上で習得する必要があります。今の段階ではそのベース作りだと考えてください。

定冠詞・不定冠詞を覚える

英語同様フランス語にも定冠詞・不定冠詞があります。用途は英語と同様です。これも覚えるしかないので早い段階でクリアしておきましょう。数も少ないのですぐに覚えることができます。一つ面倒なのは英語と違って男性、女性、複数を区別するところです。冠詞の後ろに付く名詞の性数に応じて変化します。それから、le, la, は母音で始まる名詞の前ではl'になり、見ただけでは男性か女性か分からなくなります。ここに注意しましょう。と言っても数は限られています。すぐに覚えられます。

月・曜日を覚える

日常生活で必須の知識です。これもなるべく早くクリアしておきましょう。一旦覚えれば忘れることはありません。12+7個の単語を覚えるだけです。

さあ、これでフランス語文法の基本中の基本は押さえました。最初のステップとしてはこのくらいで十分です。これ以外にも文法の基礎として所有格代名詞や目的語としての代名詞など、重要項目があります。これらについてはフェーズ3の言い回しを覚える段階で学習していくのが効率的で効果的です。

フェーズ3 - 日常の言い回しを覚える

いよいよフェーズ3です。このフェーズでやることはもう理屈抜きでフレーズを覚えてしまうことです。ごく簡単なフレーズに絞ります。第一歩としてとても大事なことです。本当にごく簡単な言い回しです。

  1. こんにちは、さようなら、おはよう、おやすみ
  2. 私の名前は...です、あなたの名前はなんですか?
  3. 私は...に住んでいます。
  4. 私は...歳です。
  5. これはいくらですか?
  6. etc....

こういったごく簡単なことの言い回しです。もう理屈抜きで覚えちゃってください。これをする場合には文法のことは忘れてください。単にフレーズとして音で覚えてください。このとき文字は要らないくらいです。聴いて発音してください。それだけに集中しましょう。ここでこれまで学習してこなかった表現や文法に出会う可能性はあります。それは気にしないでください。とにかく理屈抜きで覚えましょう。

おさらい

ここまでで最短3週間、本業の仕事をしながらゆっくりペースならば3ヶ月です。これでフランス語の基礎を知ることができました。今後の学習方法についてはまた別の記事「フランス語を独学で学ぶ、初級から中級へ進むための5つのポイント」で取り上げますが、今回おススメした3つのフェーズを徐々に深堀りしながら繰り返していく、というのが効率的です。

文法や基礎単語などを覚える作業はどちらかと言えば根気のいる作業です。さほど楽しいものではありません。しかしそればありでは飽きてしまいモチベーションが下がってきてしまいます。ここはやはりモチベーションの維持が必要です。カッコよくフランス語を使いこなしてフランス人と会話する自分を想像してみましょう。憧れをもつことはとても大切なことです。さあ、これでフランス語の世界に足を踏み入れることができました。フランス語の知識を習得し、どんどんイメージを膨らませていきましょう。あ、でも少し使えるようになったからといって鼻高々にはならないように注意しましょう。

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