フランス語中級編

仏検2級合格への3つのポイント

更新日:

Sponsored




仏検(実用フランス語技能検定)2級合格に向けて何をすればよいのか、について述べます。3級はクリアしている、あるいはクリアできるレベルにあるということが前提となります。仏検2級合格の3つの秘策はこれです。

  1. まずは何事においても自主的にやること
  2. 楽しみながらレベルアップできる方法をもつこと
  3. フランス語をとおして別のものを習得しようとすること

そうです。お気づきかもしれませんが、フランス語学習云々という話とはちょっと違ってきます。ここから先、実用レベルへの行程はもう文法がどうとか語彙がどうとか、そういう話ではなくなってきます。

まずは何事においても自主的であること

一つ目のポイントは自主性です。2級合格を目指すのならば、フランス語に限らず何事においても自主的であることがポイントです。とくにフランス語に限らずというところがポイントです。すべてにおいて自主的に情報取得し情報発信できるかどうかが鍵となります。なぜかというと仏検2級がフランス語の実用レベルの第一歩だからです。2級合格が実用レベルへの門戸を開いて足を一歩踏み入れることになるのです。

仏検の級は5級~1級ですので、3級合格というとなんとなく中級かな、と考えたくなります。ペーペーの初心者でもないし、かといって実用レベルの上級でもない、ならば中級かと考えがちです。しかしこの考え方は正しくありません。語学に中級というレベルはありません。そもそも初級・中級・上級という区分けを語学に使うのは適切ではありません。何語でも同じですが、唯一の尺度は実際にその言語圏でネイティブを相手にして使えるか・使えないか、です。使えなければ初心者レベル、使えれば実用レベル、ということになるでしょう。でも、ひとこと使えると言っても状況は様々です。タクシーに乗って行き先を伝えられたからといって実用レベルとは言えません。しかし、タクシーの運転手とアドリブで雑談が出来たら実用レベルと言えるでしょう。レストランでなんとか注文できるレベルなら実用レベルとは言えません。しかしお店の人とやり取りをしながら注文を決められるのなら実用レベルと言えます。

実用レベルとは自主的に言語を運用できるレベルと言い換えることができると筆者は考えています。いかに自主性を発揮して情報を自分から取りに行けるかどうかがカギです。極言すれば言語そのものの話とはあまり関係がなくなってきます。

実用レベルとは広範なテーマで自分の意思や考えを伝えることができて、かつ相手の話も理解できるレベルです。最重要ポイントはこちらが必要とする情報を引き出せるかどうかです。議論・交渉などをフランス語ネイティブとこなすことができるレベルです。だからといってネイティブレベルでないとそれが出来ないということではないのです。議論・交渉ともなれば相手も遠慮なくネイティブスピードでかつネイティブのボキャブラリーで話してきます。これを完璧ではなくても流れを失わない程度に理解できればしめたものです。話の流れを失ってしまうと厳しくなります。



仏検(実用フランス語技能検定)でいうと2級で実用レベルに足を半歩踏み入れたくらいでしょうか。なぜなら2級の試験には直前に与えられたテーマでフランス語で自分の考えを述べる、という試験が加わるからです。これは議論・交渉で必要な要素です。一次試験に通れば、二次試験でここを審査されます。二次試験を無事通過できで初めて実用レベルの門を開いたと言えます。2級と1級(間に準1級というレベルがありますが)にはかなりの開きはあります。しかし2級に合格できればなんとなく実用レベルへの流れに乗ったということが実感できると思います。なので実用レベルを目指すのならまずは2級を目指してください。ここが初級レベルを抜け出し実用レベルへ足を踏み入れる第一歩となります。2級に合格して実用レベルの流れに乗れれば実は一級合格はさほど遠い道のりではありません。社会人をしながらの国内学習でも個人差はあるにせよ1~3年くらい頑張れば合格できます。

2級くらいのレベルになってくれば、これだけ抑えれば合格、という範疇を超えてきます。2級を目指すのであれば1級向けの学習をするくらいで丁度よいのだと思います。2級では語彙は1級に比べてかなり絞られていますが、もうその範囲内でやっていればいいということではありません。実用レベルである1級の語彙の範囲、つまり無制限の語彙の中で学習していくのがよいです。そして、読む練習中心ではなく、逆に自分から意見を述べたり人に説明したりする練習をどんどんやってください。これをどれだけ多く実践できたかで合格できるかどうかが決まります。実用レベルかどうかの境目はここにあります。

前置きが長くなりましたが、では2級合格に向けて何をすればよいか、それはもはや自分で考えて自分のやり方を確立してください、というしかありません。ずるい言い方かもしれませんが、要は自主性であり自分から、という姿勢なのです。その要素が欠けていると2級はクリアできません。ましてや1級は言うまでもありません。筆者は他の記事で例えば電車移動時間を利用する、とか単語帳を作るとか、いろいろな方法論について述べた記事を書きました。これは初級レベルの人が考えるべき方法論です。実用レベルを目指すのであれば方法論について人からの指示を仰いでいるのではその先はありません。この記事の冒頭で「実用レベルとは自主的に言語を運用できるレベルと言い換えることができる」と書いています。まさにここなのです。学習方法、何を伝えて何を相手から引き出すか、ここにどれだけ自主性を発揮できるかで仏検2級レベルを通過できるのかどうかが決まります。そしてそれは自ずと1級へと繋がっていきます。

もう一つ2級合格というハードルを越えるためにとても大事なこと、それはフランス語とは何の関係もないことです。母国語である日本語で、どんな話題を振られても一通り自分のストーリーでディスカッションができること、常々何を主張したいか、何を主張しているか、がはっきりしていることです。そもそも日本語でちゃんと物事を発信できないのならばフランス語になったらなおさらです。日本語で話ができないのにフランス語ではできる、ということはあり得ません。逆に、ここがしっかりしていればフランス語のレベルを超えて物事が伝わるようになるので、相乗効果で語学レベルもアップしていきます。そうなればしめたものです。相乗効果スパイラルが機能し始めて、レベルアップへの行程にしっかりと乗ることができます。

楽しみながらレベルアップできる方法を持っていること

2点目のポイントは楽しむことです。やらなきゃいけないんだけどなんとなくサボってしまう。もしあなたがこういう状態ならばそれは憂慮すべき事態です。レベルアップ赤信号と言わざるを得ません。受け身の姿勢の極みであり、実用レベルへのステップアップにとっては最悪の状態と言えます。第一ポイントの自主的であることと関連性大ですが、フランス語を自主的に運用するためには、楽しみながらフランス語に接することがとても大事な要素になります。筆者はフランス人とお喋りしたり時にはディスカッションしたりするのが大好きで、かつフランス人もディスカッションが大好きな国民性なので、日本語でなかなか機会が得られないことをフランス語でやって楽しんでいます。日本の方々は日常のお喋りの中ではどちらかというと当たり障りのない話題で場をしのぐことが大半です。一方フランス人はそうではありません。彼らは友達同士、時には彼氏と彼女の間柄でも政治や経済の話をします。日本ではちょっと考えにくい状況です。筆者はそういう状況を楽しいと感じるので、フランスの方々とダラダラ喋るのが楽しくて仕方ありません。

これは一例ですが、何でもよいのでフランス語で楽しめる状況を持つようにしてください。ただしそこには自分から情報発信する要素がたくさん詰め込まれている必要があります。映画を見る、文章を読む、練習問題を解く、といった受け身の状況ではたぶんダメでしょう。ポイントは積極的に楽しめる状況であることです。

フランス語を通して情報を習得し、そして自ら発信しようとすること

ここまでのお話でほぼ網羅されていることですが、3つ目のポイントはフランス語を通して何かの情報を得ようとすることです。フランス語を学習しているということを忘れることです。変な話ですがフランス語を習得しようと思っているうちはフランス語を習得できません。言語はただのコミュニケーションツールです。ツールは使うためにあります。ツールそのものを学んでもあまり意味はなく、ツールをどう使って何をするのか、ということが問われるようになります。これは何もフランス語に限った話ではないのですが、例えば皆さんは仕事の現場でエクセルやパワーポイントを使っていろいろなドキュメントを作るでしょう。ここでエクセルやパワーポイントの使い方を一生懸命習ったとしてもそこで終わったのでは意味がありません。これらのツールを使って説得力のあるドキュメントを作って初めてツールを使いこなしたことになります。これと同じことがフランス語にも言えます。フランス語を使って説得力のある何かを作ることができて初めてフランス語を使いこなせたと言えます。

2級を目指すくらいならばフランス語を実戦投入すべきです。例えば、もしフランスに旅行に行こうと思うのならフランス語のサイトで情報を収集する、フランスの政治・経済などの情報を得たいと思ったら、フランス語のニュースサイトを見てみる、といった行動が必要になってきます。一旦フランス語学習であることを忘れてください。フランス語を通して違うものを見るようにしてください。そうすれば実用レベルへのステップアップ、2級合格が見えてきます。

ad1

ad1

おすすめ記事一覧

1

フランス語字幕付きの映画のDVD・Blu-rayを入手する方法をご紹介します。フランス語のセリフを理解するために、フランス語の字幕がとても役に立ちます。日本国内で売られているものや、海外から簡単にネッ ...

2

Amazon.frを活用してフランスで売られているものを個人輸入する方法をご紹介します。ネットが発達した現代においては、もはや海外からの個人輸入は難しいものではなりました。わずか数クリックで海外製品の ...

3

家でのんびりしながらフランス語の旅行気分を味わいましょう。海外に出かけたくてもそう気軽に行けるものではありません。旅行はそれなりに費用が掛かります。ならば自宅や国内でその気分を味わえないものか、世界中 ...

4

こちらの記事「ゼロから始めるフランス語 - スタートダッシュ最短3週間で基礎作り!」で取り上げたスタートダッシュに成功した人、それだけですでに5級合格にかなり近づいています。仏検5級合格5合目まで到達 ...

5

仏検5級合格者が仏検4級合格のためにステップアップすべき点についてまとめています。仏検5級との差分は何なのかという観点でコンパクトにまとめています。仏検4級では何が要求されるのかざっくりと理解するため ...

-フランス語中級編

Copyright© 日本を出ずにフランス語を独学で学ぼう! - Apprenons le français au Japon! , 2018 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.